ビジネスで活躍するケースが増加
風呂敷といえば、プライベートで使用するグッズという印象が強いでしょう。
確かにそのような使い方が大半ですが、実際にはビジネスシーンで使われることも少なくありません。
お中元を渡すときに贈り物を包むために使われることも多いです。
得意先にお中元を持っていくときは、紙袋に入れて持っていくことがセオリーになっています。
もちろん、その行為自体はマナー違反ではありません。
それどころか、センスの良い紙袋は先方に良い印象を与えやすいです。
センスの良さが重要なのは風呂敷も同様です。
洋風の紙袋とは異なり、和風ならではの落ち着きのあるテイストがポイントです。
手触りの良さが素晴らしいという意見も少なくありません。
そのため、運搬用のアイテムとして使うのではなく、風呂敷ごとプレゼントする人も多くなってきました。
風変わりな贈り物なので、取引相手に好印象を与えられるでしょう。
毎年のように贈っていると、マンネリ化が発生してしまいます。
そのようなときに紙袋から切り替えることで、新鮮な雰囲気の演出が可能です。
購入する場合は紙袋より高いですが、何度も再利用しやすいですし、
ビジネスシーンにおける贈り物としてうってつけです。
自社のイメージアップが可能
仕事で取引や顧客のもとを訪れるとき、手土産を持っていくことはマナーです。
しかし、単純に渡せば良いというわけではなく、そのときの振舞いにも注意しなければなりません。
上品に渡すことが重要ですが、紙袋だとそれが難しい場合もあります。
ここは日本であり、昔から守られてきた作法に洋風の紙袋が合致しないケースもあるからです。
言い換えると、昔から日本で使われているアイテムなら、伝統的な作法に合う可能性も高いです。
そういう意味では、風呂敷はビジネスにおける手土産用の入れ物として非常に優秀です。
ただし、風呂敷に入れて渡しても、必ずしも上品に見えるわけではありません。
しっかりとマナーの勉強をしたうえで実践することが条件になります。
それ自体はそれほど難しくないですし、親や祖父母にも教えてもらえます。
それよりも風呂敷の選び方に気を使いましょう。あまり煌びやかなデザインを選ぶと、
ビジネスの場にふさわしくありません。
できるだけシックで人目を引かないデザインのものを選択するのが無難です。
カラーに関しては原色系を避けて、落ち着いた色合いのものを優先しましょう。
自社のブランドカラーに合わせることも一つの手です。