独特の手触りから得られる安心感
一口に風呂敷といっても、使用される生地には多くの種類があります。
その中でも梨地のメロンアムンゼンは人気が高まっており、活用されるシーンが増えていきました。
この生地の特徴は、文字どおりメロンの皮を彷彿とされる質感です。
タック点の細かさが特徴的で、適度なざらつきを持っていることが珍しいポイントです。
まだ風呂敷業界ではスタンダードではありませんが、こればかり好んで使う人もよく見受けられます。
一般的な生地に飽きたという人は、今後はこちらを使うように切り替えることも一つの手です。
メロンと聞くと洋風をイメージしがちですが、こちらのデザインは基本的に純和風です。
伝統的な織物のテイストを色濃く残しているため、着物との相性も悪くありません。
それでいてモダンな雰囲気も醸し出しているので、若者が持った場合はファッションのアクセントとして有効です。
使用されるシーンを間違えなければ、日本らしい風格を漂わせられます。
ナイトブルーやアイボリーなど、カラーの選び方でも印象は大きく変わるでしょう。
フレッシュピンクのような明るい風呂敷も人気があるため、自分の服装の傾向などを考慮して、
違和感が出ないように選択することが大切です。
バリエーションが豊富でおしゃれな素材
珍しいと聞くと購入を躊躇するかもしれませがん、ポリエステル素材であることに違いはありません。
ポリエステル素材も洋風をイメージされやすいですが、こちらは風呂敷のほぼ70%ほどの割合を占めるといわれています。
つまり、一般的なものとしてすでに定着済みであり、奇抜な素材というわけではありません。
変わり織と呼ばれるカテゴリに入りますが、それはあくまでも名称にすぎず、基本的には綾織り分類されています。
よって、奇をてらっていると見なされることはないでしょう。
むしろ、使用している人が多いため、特別な指摘を受ける機会もないと考えられます。
籠の内側を覆って持ち手にからめるなど、おしゃれに使いたい人にもぴったりです。
仕様として代表的なのは上下三巻きのミシン縫いですが、それ以外の方法で作られることも少なくありません。
通販で購入できるショップも増えており、納品は10枚単位ぐらいで行っていることが多いです。
ポリエステル素材に抵抗がないなら、それらで買うことをも検討するのが得策です。
また、ポリエステル素材がどのようなものか分からなければ、ショップのホームページに掲載されている写真などで確認しましょう。