絵画やイラストのような演出が可能
昔ながらの風呂敷が愛されている一方で、インクジェットの色彩が豊かなタイプも広く使われるようになりました。
定番となっているのはインテリアを覆う方法です。
見た目が数段良くなるのはもちろんですが、あくまでも主役はインテリアであることがポイントになります。
つまり、風呂敷はあくまでも脇役という認識が定着していました。
ところが近年になって、立場を大きく向上させるブームが起こりました。
脇役から主役にグレードアップさせるほどの変化が起こっています。
それだけデザインが高く評価されるようになっており、単体での値打ちが飛躍的に高まりました。
そのなかでも特に顕著なのは額縁に入れて飾るという行為です。
本来絵画や写真を納めるものですが、そこに風呂敷を入れるというわけです。
言い換えると、絵画と同等のデザイン性を持っていると認知されています。
額縁が脇役であり、その中にあるものは主役に他なりません。
さりげなく配置することに美徳を感じる人もいますが、こうして明確に飾ることも有効な選択です。
もし見慣れて飽きたとしても、折り返して違う面を出すと印象が大きく変わります。
そのため、絵画よりもコストパフォーマンスは高くなっています。
壁に飾って部屋の印象をアレンジ
空間の印象は天井や床も含めてさまざまな要因で決定されます。
そのなかでも特に大きな割合を占めるのは壁です。
壁紙のデザインによって、同じ広さの部屋でも居心地に差が出ます。
だからといって、壁紙を好き勝手に変更するのは不可能です。
特に賃貸の場合は入居時の状態が継続することになります。
気に入らなくても我慢して住み続ける必要があるのです。
インクジェットが使われた風呂敷は、この状況を覆すだけの可能性を秘めています。
なぜなら、壁飾りとして利用すれば、壁紙の印象をカバーするほどの存在感があるからです。
アクセントとしての使い方が基本になりますが、面積を大きく確保することでそれ以上の役目を期待できます。
絵画の場合はサイズによって価格も高くなりますが、風呂敷は基本的にあまり変わりません。
いずれにせよフルで飾ることはできないので、自分でたたんでサイズを調整するのが一般的です。
部屋の広さなどを考慮して、適切な大きさを検討すると良いでしょう。
もちろん絵画と風呂敷を併用することも不可能ではありません。
それぞれの魅力があるため、空間を演出するシナジーが生まれやすいです。
いくつもパターンを試しているうちに納得できるものを見つけられます。